[Connect 1]
名越啓介/photographer

19才で単身渡米し、スクワッター
(不法占拠者)と共同生活を
しながら
撮影。その後アジア各国を巡り、
2006年に写真集
『EXCUSE ME』
を発表。雑誌やカタログ等で
活躍する一方、
初めて国内を題材に
した『Familia 保見団地』では
『写真の会』賞受賞。

ご自身の活動に対するモットーをお聞かせください。

撮影現場の土地になじむこと。
何気ない日常を切り取れるよう、
目立たないように
シャッターをきる。
様々な角度からの視点を持って、
その土地の方との距離感も大切にしています。

このプロジェクトに参加した決め手は?

東京に住んで約15年。以前、大阪に住んでいた時には
感じなかった、離れたからこそ見える
大阪の良さが
あって。それを表現できるんじゃないかなと思って、
お受けしました。

「スモーキーマウンテン(フィリピンのゴミ集積場にあるスラム街)にて」

撮影を終えて、率直な感想をお聞かせください。

大阪はやっぱり人も街も色が濃い。
いい意味の派手さがある。
だからこそ、写真のフレームの外へ、
想像を掻き立てるような背景が多く潜んでいるし、
そんな写真が撮れたと思います。

ご自身が考える“大阪”とは?

バイタリティーがあって、たくましくて、
それでいてフレンドリーで。
そんな大阪の方の気質は、海外でも渡り歩けそう。
街にある立体看板もおもしろいですよね。
そういったこと全部まとめて街に活気がありますし、
見ていて楽しいです。

“大阪ファッション”についてはいかがですか。

それぞれが、思い思いに、個性を足していく感じ。
それもおもしろい。

今回は『大阪の街×大阪に縁のある人』のコラボでしたが、今後コラボしたい人やコトはありますか?

2025年の大阪・関西万博を盛り上げたい気持ちは
ありますね。